高岡市芸術文化団体協議会創立50周年を迎えて

 当協議会は昭和46年の発足以降、地域の芸術文化振興と普及を目的に活動を展開して参り、令和2年には50年目の節目の年を迎えました。

数ある活動の中でも高岡市芸術祭は、邦楽、洋楽、華道、茶道、美術の各分野が日頃の研鑽の成果を広く市民の皆様に披露する機会として開催し、当協議会創立以来、長きにわたり地域の芸術文化の振興と向上に寄与するとともに、高岡市が目指す「文化創造都市」の実践・実現の場の一つとして、継続的に取り組んでまいりました。

特に新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期となりました第50回高岡市芸術祭は、令和3年10月23日~11月14日の期間に、全体テーマ『煌めき(きらめき)』を引き継ぎ、会員及び関係者の皆様のご協力のもと、感染対策に努め、無事に開催することができました。また、多くの来場者の皆様から、「素晴らしかった」「見に来てよかった」など好評の言葉をいただき、改めて芸術文化を継続することが『煌めく(きらめく)』未来に繋がる大変意義ある活動であると嬉しく思っております。

 今回、これまでの全芸術祭のプログラムを閲覧可能にしたデジタルブックを作成することとしました。この過去の積み重ねを再確認し、これまでの伝統を継承するとともに、新しいものに挑戦していただければ、嬉しく思います。

 今後とも会員の皆様が連携を深め、創意工夫を凝らし活動していくことで、より市民に親しまれる団体として当協議会が発展することを願っております。

令和4年3月
高岡市芸術文化団体協議会会長
氷見 哲正